いまさらではあるが、渋谷駅周辺の変わりようにはなれることができない。街そのものよりそこに集まる人に何かあるような気もするが、昔が良かったとか言うと、やっぱり年寄りとなってしまうのだろうか? それでも、Bunkamuraのある場所は、駅から離れていることもあり、以前の渋谷の面影が残っていて、ホッとする。
そうそう、フィニって、はじめはぜんぜん知らなくて、女性のアーティストだとも判らなかった。まぁ、あさぎは基本的に下調べをせずに展覧会に出かけてしまうところがあり、あれれ、、となってしまうことがたまにある。
フィニの作品は、シュルレアリズムの影響を受けたものが多く、いろいろと意味深い作品になっていると思うのだが、なかなかその本意が理解できない。そもそもシュルレアリズム自体が、あさぎにとっては、難しいのである。
でも、とっても魅力的な女性であることは、強く感じられた。例えば、ポスターにある「守護者スフィンクス」にしても、フィニ自身を描くことで、時代や女性への偏見に対する問いかけのように思えたし、年を重ねても常にアクティブでマルチな才能を展開していく。まさにカリスマという言葉がぴったりである。
※Bunkamura