雨が強くなって来ました…バズを乗り継ぎ鴨川を渡り、博物館・三十三間堂というところまでやって来ました。バスを降りた人の多くは博物館に向かっていきました。東京から巡回したハプスブルク展のようです。同じ展覧会でも場所が変わるとおもしろいので興味がありましたが、今日は三十三間堂です。
三十三間堂といっても65間(118m)もあるそうで、この長い御堂の中に千手観音がずらりと並んでいるかと思うと、ある意味爽快と言えます。約千体ともいわれる千体千手観音、その中央に千手観音座像が鎮座して、さらに風神・雷神、二十八部衆がずらりと並んでいるのです。
千手観音は良く見ると少しですが、一体一体表情や体型が異なっているように思います。制作年代や作者による違いがあるのだと思います。古くは平安、鎌倉時代のものも多くあると聞きます。運慶、快慶と言った名仏師の作品もあるようです。
たしか25年ぐらい前に来たときは、風神・雷神と二十八部衆は、千手観音の裏側にあったように思いましたが、いまは千手観音の前に置かれています。この二十八部衆の中でいちばん好きなのは、迦楼羅(かるら)様です。くちばしと羽を持っている姿がとっても格好いいのです。
元々はインドの神様でガルダ(炎の様に光り輝き熱を発する神鳥)とも言われています。どういう経緯で日本の神様になったかは勉強不足で判りませんが、再び迦楼羅様に会えて本当に良かったです。また、機会があれば会いに行きたいです。
そして、三十三間堂から歩くこと5分のところに智積院はあるのですが、観光をする人はまばらです。あさぎの絵の先生がお勧めする隠れスポットです。いま話題の長谷川等伯の大作があります。しかし、いま半分は東京に出張中です。あさぎにとっては、すでに半分見ていますので、残りの半分を見るのが目的でした。
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